正解はひとつじゃない。スタディラウンジ むろらん 髙橋慎吾さん

SLむろらん授業風景_3

今年1月にオープンした「スタディラウンジ むろらん」は、ちょっと変わった学習塾です。

クラスのない時間はフリースペースとしてオープンしている。
無料のコーヒーやWi-Fiあり。くつろげる雰囲気が塾っぽくない。
イベントや大人向けの講座も定期的に開催している。
子どもから大人までいろんな人が学び、集い、楽しむ場所。

そう聞くとますます、一体どんなところなの??先生はどんなひと??
ということで、行ってお話を聞いてきました。

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 soramiスタディラウンジむろらんで、「学ぶ」

 自称「管理人兼お客様係兼講師」。 いくつもの役柄をこなしラウンジを運営する髙橋慎吾さんは網走出身の30歳。
 仕事をきっかけに室蘭に住むようになり、4年ほど経つそうです。
 室蘭はどんな街?と聞くと「文化と歴史があって、アツい人がたくさんいる街。」
 そんなアツい人たちと付き合ううちに、室蘭で何か始めたい、地域の人たちと一緒に汗水流して働きたい、と思うようになったのだそう。
 まずは勉強のこと、聞いてみました。

SLむろらん髙橋さん

ーー塾について簡単に教えてください!

小・中学生を対象に、ほぼ個別指導のスタイルでやっています。
一人一人に徹底して向き合うこと、自主性を尊重することを大切にしています。
遠隔地からの通塾や、急な欠席にも柔軟に対応できるよう、原則「クラス」を設けていません。
毎週平日の授業時間に都合に合わせて通ってもらい、1日単位で授業料をいただいています。

ーー雰囲気も開放的ですね。一般的な塾のイメージと違います。

子供の頃からマニュアルに縛られるのが嫌いなタイプなんです。
やれといわれるとやりたくなくなる(笑)。勉強も自分で必要性をみつけて取り組む性格です。
ここもそんな場所にしようと思いました。

ーー「教育」について思うことってありますか?

学校や普通の塾で期待される効果というのは、「同じ様な目標に向かって、同じ様な人が、連帯感を持って」入学試験までは向かってゆけると思うんです。
教室側としても、年齢や教科、学力で子どもたちで分けてしまえば、管理はしやすい。
ただ、「同じような目標、同じような人」ばかりの環境では、 違う価値観をなかなか吸収できません。
ところが実際に世の中に出ると、いろんな年齢でいろんな価値観のひとがいるわけですから。
自分とは違う多様な価値観に触れ、そこから学ぶ力を育てるというのは、とても大切なんじゃないかなと考えています。

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ーー子どもの個性や才能を伸ばすのに大切なことって何でしょう?

まずはその子と向き合うことではないでしょうか。
いいところを積極的に見てあげようとすること
減点方式で人を見るのってすごく簡単だと思うんですよ。
子どもも、いちいちそんなこといわなくてもできるよ、っていうかもしれませんが、それが大事。
「当たり前」が大事なことだから、これからも大事にしてねって伝えたいです。

いきなりじーんときた筆者。家に帰って早速「当たり前が大切だから・・・」って言ってみましたよ。
息子はぽかんとしてましたが、大人の姿勢が変わることがまず一歩なのかなと思います。

さて、ラウンジには、地元企業の社長さんなど、髙橋さんの縁ある地域の人々がよく訪れます。
「がんばってるな!」と授業をのぞいていく人や、「ちょっと頭撫でさせて?」と、親戚の子のように可愛がり、応援する姿もあるのだとか。
髙橋さんは、経験豊かな大人が、地域の子どもたちと関わりをもつ機会をとても大切にしています。
社会に出て迷った時に選択肢が増えるように、いろんな生き方や、いろんな価値観に触れて育ってほしい。
「あ、こんな人いたな、ちょっと相談してみるか」ーー そんなきっかけになれば、と考えているそうです。

黒板や机、椅子などは平成25年3月に閉校となった登別大谷高校から譲り受けたもの。

黒板や机、椅子などは平成25年3月に閉校となった登別大谷高校から譲り受けたもの。


soramiスタディラウンジむろらんに「集う」。

 入口の黒板に「IN CLASS 授業中」の表示がないときはフリースペースとして立ち寄れます。休憩やおしゃべりなど自由に。コーヒーとWi-Fi付きなのが嬉しい!

現在定期的に開催されている主なイベントを紹介します。

  • 異業種交流会
    食べて、飲んで、楽しむ大人の交流会。仕事・プライベートを問わず新たな仲間作りの場に。2次会も毎回大盛況。
  • ラウンジ文化祭
    大人から子どもまで参加できる一日イベント。
    毎回、趣向を凝らした講座、ワークショップが開催されています。
    年齢も住んでいる場所もバラバラな人たちが集って、ひとつの空間でそれぞれに学んだり、楽しんだり・・・自由で開放的なラウンジのコンセプトそのままな文化祭。
  • ラウンジ文化祭_1

    4月のラウンジ文化祭の様子。居酒屋かっちゃんのマスターによる、大人のワークショップの傍ら、チョコミルcraft工房のワークショップに熱中する子どもたち。

★8月の文化祭は夏休みスペシャル企画、創業明治42年、室蘭の米の老舗・㈲ヤマコしらかわの精米工場を訪ねます。

(クリックすると画像が大きくなります。)

第3回 共生舎文化祭 【食育アクティブラーニング!】

平成28年8月6日(土) 10:00~14:00
会場:有限会社ヤマコしらかわ 精米工場
室蘭市築地町147-10(※緑町本店とは異なります)
参加費:2,000円/親子 3,500円
申込期限:8月3日(水)まで
※いまひそかに話題の!「クロレラ玄珠米」450gをプレゼント!
※小学校3年生以上推奨。大人の方のみでも、OKです。

申込み・問合せ:090-6878-7168(髙橋さん)
official_taka@hotmail.com (メール)

soramiスタディラウンジむろらんの、始まり。

さて、昨年7月に会社を退職し、当時の勤務先だった函館から再び室蘭へ戻り、オープン準備に明け暮れる日々を送った髙橋さん。独立する道を選ぶまでには、悩み苦しんだ時期があったのだそう。
仕事や人間関係に迷っている人にもきいてほしい、「ラウンジの始まり」のお話。。。

SLむろらん授業風景_4

ーー退職して、独立することにした経緯は?

自分は「共感から生み出されるもの」を大事にしています。
自分の色も、相手の色もあって当然。
それをなんとか調整しながら、仕事するものだと思って
踏ん張ってきたつもりでしたが、自分の色の出し方を
忘れてしまい、気づいたら勤続10年が迫ってきていました。

そんな日々を送るうちに、過労で心身ともに参ってしまいまして。 
実は、ここ数年で戦友と呼べる友人が自ら命を絶つという経験をしたのですが、私の場合は死にたい、ではなく、生きることも死ぬことも考えるのが嫌になってしまって。
もう、ただあるだけでした。
生や死でとらえられない状態……。
無に近い、というか、存在が消えていくな、という感じです。
自分の人生って何だろう、と思いました。
昔自分は何を夢見て、どんな人生を送りたいと思ったんだろう、と。
そういうのを思い出したくて、国内外から様々な人が訪れるゲストハウスに、休日の度に滞在するようになったんです。
職場の人には「ホテルじゃなくて?」と聞かれていました。
たしかにそれなりにお給料も頂いていましたので、ホテルと
いう選択肢が出たと思うのですが、そういうことではなく、
私が違う世界観に触れたくて触れたくてたまらなくて、
一番かなっているのがゲストハウスということでした。

会社勤めしている自分と、そうでない時の自分。
自分の本来の立ち位置って、どっちなんだろう。
どちらの生き方が自分にとって心地よくて、能力も発揮でき、人にも喜んでもらえるんだろう。
悩みに悩みながら、とにかくいろんな人と出会って話しました。3、4年くらいですね。
次第に独立して塾を開くこと考えるようになり、 脱サラしてゲストハウスを始めたオーナーに相談したら、 やってみればいいじゃない、と背中押してもらいました。
退職直後は、もう激動でした。これまでのストレスが積み重なり身体が動かなくなってしまって。非常に苦しい時期でした。

ーーそんな大変な状態から立ち直った一番のきっかけは?

一番か、うーん・・・やっぱり室蘭です。
室蘭と、人ですね。
室蘭のみんなの顔、一緒に焼き鳥を食った友達の顔。
二つ目としたら、諦めたくない、根性というか。
こう見えて「こんにゃろー、コンチクショウ」というのがありまして。
このままでいられるわけない、と。
例えコンチクショウと思ったとしても、だめになることもあるんですよ。
だけども、ここに帰ってきたら、休んだら、自分を必要としてくれる場所があって、 必要としてくれる人がいて。
それがやっぱり一番大きかったんだと思います。

ーー髙橋さんと同じように仕事や人間関係に悩む若い人は少なくないと思います。そういう人たちにアドバイスするとしたら・・・?

正解はひとつじゃないということかな。
極端な話、「自分が正解」と思えればいいんじゃないかなと思います。
それと同時に自分ひとりでは出来る事が限られるから、人を大切にしなければならないかなと。
こういう業種でも、おかげさまでいろんな分野の方に応援してもらえるのは、 そういうところなんじゃないかなと思います。
行き詰まったら、あえて、何も考えないようにする。
ふと違う道もあるかもしれないな、という考えが浮かぶ。
そうすると、かならずどこかに、違う道に行くか留まるかを 一緒になって考えてくれたりする人がいるので、 恐れないでいろんな人と話をしてみましょう。

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「教えるー教わる」関係性というよりは、問題を一緒に見つめ、子どもが自ら考え、学ぶ力を育む。
そんな温かいクラスの様子が印象的でした。
個別指導だから、塾の規模が、といったことだけではなく、高橋さんの「学ぶ」ことへの姿勢が現れているのだと思います。

受験やテストに向けての学習はもちろん、成績が少し心配だったり、家では集中して勉強に向かう時間がなかなか持てない、など、お子さんひとりひとりの目的や悩みに合わせて通える学習塾です。

見学や体験もできますので、気軽に問い合わせてみてください。夏期講習もまだ間に合いますよ〜〜!

Study Lounge Muroran
北海道室蘭市輪西町2丁目3-1 1階
TEL:090-6878-7168(髙橋)
http://slmuroran.xsrv.jp

イベント等、最新情報はFacebookをチェック!

OPEN : 平日12:00~22:00 / 土曜12:00~17:00
※日曜・祝日は不定です。

平日夕方コース
対象科目:原則 国・数・英
対象学年:原則 中1~中3
(小学校高学年の先取り学習も対応も可。詳細はお問合せ下さい。)
時 間 帯 :毎週 月曜日~金曜日 原則18:00~21:30
料  金:原則 3,000円/日(※最低2時間はご出席ください)
※月額24,000円(8回)を上限とし、9回目からは当月無料。
※入会金不要。

小学生コース
対象科目:国・算(・英)
対象学年:小学生
時間帯:毎週月曜日~金曜日 原則16:00~(平日夕方コースとの重複可)
料 金:1時間 1,000円 ※入会金不要。

まだ間に合う夏期講習。受付中↓↓
(クリックすると画像が大きくなります)

 

chそらみ編集部

投稿者プロフィール

影の編集長と言われている。
あなたに地域の魅力的な情報をお届けします。

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